学歴や資格、知識の多さに自信があっても、第一印象やマナーが悪いと評価は大きく揺らぎます。就職活動では、能力やポテンシャルはもちろんですが「ビジネスマナー」が重視されます。
今回は、「面接」「メール」「服装」の観点から知らないと損する就活の基本について紹介していきます。本選考に入る前に必ず確認しておきましょう。
目次
知らないと損する|面接マナー編
入室前
面接は「到着前」から採点が始まります。指定時間の10~15分前にはビルへ入り、受付にて笑顔で学校名とフルネームを伝えましょう。事前にスマホの電源を切り、背筋を伸ばして資料を見直すと丁寧さが伝わります。
入室時
社内に入る際は、ノックを3回し「失礼いたします」と一礼し、椅子の横で名乗ります。その後、指示を受けてから着席しましょう。この時、姿勢は浅く腰掛け、両手を膝にし、足を床につけて座るようにします。
面接中
面接時の回答は、声を張り「はい」と返事をした後「結論→理由→具体例」の順で端的にまとめられると話しやすく、相手にも伝わりやすくなります。発言をする際は、面接官の目を見て、柔らかい表情で話せると評価が高まります。
面接官の質問が聞き取れなかった場合は、無理に応えようとせず「すみません、もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか?」と丁寧に聞き返しましょう。
退室時
面接が終了したら、椅子を戻し「本日はありがとうございました」と一礼します。ドアを静かに閉めるまでが面接と心得ましょう。
知らないと損する|メールマナー編
件名
メールは「件名」を見ただけで内容が分かるようにしておきましょう。
「一次面接の日程について」
「【ご質問】面接当日の持ち物について」
メール冒頭
メール冒頭は必ず宛名+所属部署、担当者名をつけるようにしましょう。宛名の下には「お世話になっております。」初めてのやり取りであれば「お世話になります。」を入れ、学校名と名前を記載しましょう。
株式会社〇〇 人事部 △△様
お世話になっております。
□□学校の✕✕です。
要件
要件は最初の一文で結論を下記、その後に詳細を添える「結論先行型」が基本です。行間は一行空け、スマホ表示でも見やすい20~30文字程度で改行すると読みやすくなります。
面接当日の持ち物をお伺いしたく、連絡いたしました。
・履歴書
・筆記用具
・ポートフォリオ
上記の他に持参するものがあれば、ご教授いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
送信時の注意点
送信する際は、必ず誤字脱字がないか確認しましょう。特に、ファイルの添付や日程調整などは、データが正しいものか、日付が正しいかを再度確認しましょう。
メールの返信は、連絡を受けた24時間以内に返信するようにしましょう。返信が遅くなると、志望度が低いと思われたり、熱意が感じられず見えないところで評価が下がってしまう可能性があります。時間帯は深夜の時間帯を避け、会社の営業時間に返信できるとベストです。
知らないと損する|服装・身だしなみマナー編
会社から指定がある場合とない場合
会社から服装の指定があった場合は、必ず従いましょう。また、会社から服装について何も連絡がない場合は、無理に会社に連絡をせず、スーツを着ていくのが無難です。
スーツの状態
スーツの場合は「サイズ」「シワ」「清潔感」の3点で問題がないか、事前に確認しておきましょう。「サイズが大きすぎる」「シワやよれがある」「シミや汚れが目立つ」この場合、第一印象で評価が下がってしまう可能性があります。
靴・ベルト・鞄
靴やベルト、鞄は黒で統一しておきましょう。細かいところですが、面接官のチェックに引っかかることがあります。
身だしなみ
スーツの状態が完璧でも身だしなみが整っていないと、だらしない印象を受けてしまいます。髪が伸びすぎて目や耳にかかっていないか、寝癖がついていないか、髭が伸びていないかなど、清潔感を損なわないためには必ず確認しておきましょう。
まとめ
今回紹介したマナーは就職活動では基本となる部分です。これらを日常的にできるようにしておくことで、本選考で緊張せず、自己PRや志望動機に集中できます。マナーはあなたの人間性を映す鏡となります。
基本的な評価をクリアし、能力や熱意がストレートに伝わる就活にするためにも、マナーは必ず学んでおきましょう。