「Webクリエイターってどんなことをしているの?」
「Webデザイナーじゃないの?」
本コラムでは、サイバーインテリジェンスのWebクリエイターの役割と一日の流れを分かりやすく紹介します。私たちの仕事は見た目を整えるだけではありません。なぜクリエイターなのか、どんな業務内容なのか、働くイメージをつけるためにもぜひお役立てください!
💡 Webクリエイターとは?
Webクリエイターは、単にデザインをするだけではなく、要件の整理やSEOなど検索順位を意識したサイトマップ・ワイヤーづくり、UIデザインや構築・実装など、デザインだけにとらわれず、幅広く行う制作スタッフです。
目次
Webクリエイターって何をしてるの?

【主な業務内容】
- サイト構成案の作成
- ワイヤーフレームの作成
- ホームページ・広告バナーのデザイン
- クリエイティブミーティング
サイト構成案の作成

初回の打ち合わせでクライアントの悩みをヒアリングし、どのような方向性でホームページを作っていくのかをすり合わせながら、必要なページや構成を練り上げていきます。
悩みを抱えてホームページにアクセスするユーザーにはどんなページが必要か、どんな構造だったら見やすいか、伝わりやすいか、お問い合わせや電話をしてもらえるかを考えながらサイトの構造を考えていきます。
ワイヤーフレームの作成

構成案をもとに、各ページの骨組みをPhotoShopを用いて作成します。見出しの配置やテキストの量、大きさ、画像やボタンの位置、フォーム項目の数など、情報の優先度をはっきりさせておくことで、実際のデザインに入る前に合意を取り、手戻りを減らしつつデザイン後とのギャップを極力減らすことで、お客様の満足度を保つことができます。
ホームページ・広告バナーのデザイン

ワイヤーフレームで決めた情報設計に基づいて、色・フォント・余白・写真の扱いを整え、見やすく伝わりやすいビジュアルに仕上げます。バナーを作る際は、クリックしたユーザーが同じテーマのページであることが理解できる用にテイストを寄せて制作を行います。バナーがホームページのデザインとかけ離れていると、クリックしたときにユーザーがギャップを感じて離脱してしまいます。
訴求軸やサイズごとに最適解のデザインを考え、ABテストで学びを蓄積します。アクセシビリティと表示速度にも配慮しながら、最適な画像サイズ、容量でデザインを作成します。
クリエイティブミーティング

ディレクター・SEO・広告運用などで定期的に集まり、目的と成果指標を再確認します。デザイン案へのフィードバックや、キャッチコピーのトーン、使用する写真などを具体的にすり合わせます。決まった内容はタスク化し、担当者と期限を明確にしてから進行します。
Webクリエイタースタッフ|1日の流れ
9:00|業務開始
朝礼でその日のタスクと優先順位を共有します。メールやチャットを確認し、デザインやバナーの変更・修正依頼などを確認します。工数と制作スピードを考えながらメールへの返信や対応を行います。
10:00|ワイヤーフレームの作成
営業コンサルタントから共有された打ち合わせ資料をもとに、同業他社や上位競合の構成をベンチマークしながら骨組みを作ります。ユーザーが最短で目的を達成できる導線を意識して、ファーストビューの要素、見出し階層、CTAの位置、フォーム項目の数と順序を決めます。
PhotoShopでPC・スマホの両方を並行して設計し、情報の優先順位が一目で伝わるよう注釈を入れます。タスクをNotionで管理し、ヌケモレがないか随時確認を行います。
12:10|お昼休憩
昼休憩は50分で、15:00~15:10に10分休憩があるため、スタッフ一同適度に体を動かしながら頭をリセットして仕事に取り組んでいます。
13:00|クリエイティブミーティング
Webクリエイターメンバーで定例ミーティングを行い、最近納品したサイトのデザインやコーディングを振り返ります。良かった点(効率が上がった施策、パフォーマンス改善に聞いた実装など)と改善点(進捗の前後、やり取りのスタックなど)を具体的に共有します。
新しく取り入れた技術やプラグインやサイト設計のコツも紹介し、次案件で活かしたりメンバー全体でのスキルアップの場として活用したりしています。
13:30|広告バナーのデザイン作成
検索広告コンサルタントからの依頼内容(目的・訴求軸・サイズ・入稿仕様)を確認し、まずは最重要サイズで1案を丁寧に仕上げます。訴求コピーとビジュアルの一貫性、視認性、CTAのわかりやすさを重視し、数パターンのレイアウトを検討します。
お客様からOKが出たら、そのデザインをベースに他サイズへ展開します。展開作業は忘れないように必ずタスク化し、入稿規定と重さの基準を満たすよう書き出し設定を管理します。
15:10|下層ページの作成
お客様から支給された原稿をもとに、読む順番と分量に合わせてレイアウトを設計します。写真の点数や比率、キャプション、見出し階層、テキストの塊の大きさを調整し、スクロールしても迷わないページを目指します。
WordPressで共通部分を整えながら作成し、関連ページへのリンク、パンくずリスト、ページの説明文、画像の代替テキストなども整備します。公開前にスマホ・タブレット・PCで表示を確認し、ボタンの押しやすさ、画像の軽さ、表示のズレがないかをチェックします。
18:00|退勤
各案件の工数を確認しつつ、今日の取り組みを日報にまとめて可視化しておきます。その際、翌日に行う施策についてもまとめておくことで、翌朝すぐに作業に移ることができます。
最後に
Webクリエイターの仕事は、見た目を整えるだけではなく、目的を達成できる設計に落とし込み、使いやすさと速さを両立させながら形にしていく地道な取り組みです。本コラムで紹介した「1日の流れ」は一例です。実際の業務は、業界や目的、制作の段階(設計/デザイン/公開後の改善)によって大きく変わります。今の状況で何を優先するかを見極め、最適な作り方を選んで実行する判断力が求められます。
「自分の経験は活かせるのか」「まず何を学べばよいのか」といった疑問があれば、会社見学や先輩との面談で気軽にご相談ください。会社見学は通年で受け付けています。実際の制作画面や進め方をご覧いただき、職場の雰囲気を確かめながら、あなたの強みが活きる職種かどうかを一緒に検討しましょう!



